【映画レビュー】脳内ポイズンベリー

=== 映画.comより抜粋 (ここから)===
[作品データ]
製作年  2015
製作国  日本
配給   東宝
上映時間 121分
[スタッフ]
監督 佐藤佑市
製作 石原隆
渡辺直樹
原作 水城せとな
[キャスト]
真木よう子
西島秀俊
古川雄輝
成河
吉田羊
[解説]
「失恋ショコラティエ」で知られる漫画家・水城せとなの同名コミックをもとに、
年下男性に翻弄されるアラサー女性の苦悩を、彼女の脳内にある5つの思考を擬人化して描いたラブコメディ。
携帯小説の作家として生計を立てている櫻井いちこは、飲み会で出会って以来気になっていた青年・早乙女と偶然にも再会を果たす。
彼女の頭の中では、「理性」「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」という5つの思考がせめぎあい、
声を掛けるか否かで会議を繰り広げはじめる。
その結果、早乙女を誘ったいちこは彼の部屋にまで押しかけて肉体関係を結び、やがて2人は付きあうことになるが・・。
真木よう子が優柔不断な主人公いちこを演じるほか、脳内メンバーにも西島秀俊、神木隆之介ら人気俳優がそろう。
監督は「キサラギ」「ストロベリーナイト」の佐藤佑市。
=== 映画.comより抜粋 (ここまで)===

ディズニー・ピクサーの「インサイドヘッド」と同時期に公開されていたこちらの映画。
まるで「アルマゲドン」と「ディープ・インパクト」のようなシンクロぶりで、
この2作のように両方アメリカなら、流行りか、とも思えますが
今回は日本とアメリカなので、何故なのか・・。
偶然とはあるものですね。
こちらの脳内は30歳女子(女性ではなく女子です)となっております。
23歳男子に一目惚れしてその成就に向かって頑張る彼女の脳内では、
今日も4人プラス1人(書記)の議会メンバーが意見を戦わせています。
役割は、議長・ポジティブ・ネガティブ・感情・書記。
議長はいささか気弱な性質から、多数決の決議に頼りがち・・
設定はすごく面白いです。
マンガとかで見かける
悩んでいる主人公に、天使と悪魔が両方から意見をささやくのが
もっと多人数かつ建設的になっている感じ。
メンバーは天使や悪魔のように
両極端に主人公をそそのかすわけではなくて、彼らも真剣です。
主人公が幸せになるにはどうしたらいいのかを真剣に考えているようす。
議会の様子も大変上手く描写されていて、
現在のLIVEビュー、記憶の映し方も分かりやすいし、
メンバーのやり取りもテンポがよく、
時には意見の行き違いから取っ組み合いのけんかまで怒ったりして、
ああ、自分も脳内でこんな風に葛藤しているのかも・・と、見ていて楽しい。
役者さんたちも上手いです。
また、主人公と相手(早乙女くん)とのやり取りもなかなか好みでした。
早乙女くんはアート系で、お友だちとアトリエを借りて
粘土製オブジェなどを製作しています。
ほぼ初対面からの流れで彼の部屋を掃除することになった主人公が、
その中にぽいっと置かれているほねほね魚のかわいいオブジェを、
「これは高価なものですか?」
と訊きながらそっと指でなでるのを
彼がびっくりしたように眺めているシーンが特に好きです。
きっとそこで彼は彼女のことが気になるようになったのかなーと妄想しました。
Mr. Childrenの「Youthful Days」でもそんなシーンがありますが、
横顔を見せながらっていうのもまたいいのかなーと思います。
後は、鏡越しに目が合ってにっこりするところとか。
ふと風が吹いて、その風を感じて気持ちが切り替わるところとか。
設定30歳ですが、主役の真木よう子さんは年齢がどうとかじゃなくて
とにかくきれいでかわいくてスタイルもいいので、見ていて楽しい。
引っ込み思案な役ですが、おどおどしていても全然ぶりっこじゃないし。
また、恋愛話自体はわりとコテコテですが、
外界と脳内議会の割合は恐らく議会の方が多いので、食傷せずに見ていられます。
とはいえ、少女マンガふう過ぎる展開へのつっこみどころには事欠きませんが、
それはそういうものだからということで、まあいいとしましょう。
気になったのは、議会メンバーのネガティブ役が、
純粋なネガティブというよりも、30代一般女性代表意見みたいになっていたところでしょうか。
ネガティブかつ保守的と考えればいいのかもしれないですが、
ちょっと途中からこうるさく感じてしまいました。
(でも、演じているのが吉田羊さんだったから、だいぶよかったです。)
最後に、作中のセリフで、
>「あなたのことは好きだけれど、あなたといる自分は好きになれない」
そういうことってあるよねと思います・・。
好きだけで済まないことは多々あるのだ。
メルヘンふうですが、議会のやり取りは楽しいし、
話のテンポもよく、かといってしんみりもでき、
俳優さんたちも上手なので、明るい気持ちで恋愛ものを見たい時にはおすすめです!

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